「イシューからはじめよ」を読んで
このブログ説明に本を読んで本の感想を書くと書かれてありますが、ようやくそれを実行できそうです。
この本は、約1年以上前にゼミの課題図書として予告されてあったため買い、その数日後に違う内容の課題図書になってしまい、買ったはいいものの読まず終いに。それから数ヶ月後の去年の12月に、本棚をあさっていたら出てきたので、それからコツコツと読んで、気づけば読み終わるのに4か月近くかかってしまいました 笑
そんな本書なのですが、読んでみての感想は、
「もっと早くに読めばよかった!!!」
その一言に尽きます。
この本の説明を手短にしておきますね。この本は、知的生産を行う際の思考法(方法論というようなハウトゥ本とは違いますがうまく言語化できないです。)の本です。著者が言うには、知的生産をするにはまず「何に答えを出すべきなのか」がはっきりしていないと、仕事の価値ある結果が出てこないのだそうです。その「何に答えを出すべきなのか」はすなわちこの本のタイトルにある「イシュー」です。そのイシューの見極め方やイシューから、そのイシューの結論の伝え方までを「仮説トリブン」「アウトプットトリブン」「メッセージトリブン」という順で書かれている本です。
すごくわかりにくい説明になりましたがご愛嬌です。
私は、「社会課題を解決するビジネス案」を作るというプロジェクトを行っていましたが、多くの時間を「何が課題なのか」に取られてしまいました。そしてそれを思惑しすぎると、「結局何を自分たちはやっているのか」という途方もない状況になっていきました。その経験があるので、なるほどこうすればよかったのか!と思いながら読むことができました。
しかし、本の後半は部分は何となくわからないなと思うところが多かったです。それはやっていって腑に落ちるところなのだと思います。
私は幸運なことに、「卒論を書く」という機会があるため、そこでこの本の実践をしてみようと思います。
本当はこの本を図でまとめるということまでしたいのですが、それができそうにないので、とりあえずは、いいなと思った文書を引用やまとめをしてみようと思います。完全に自分用の内容ですねw
バリュー度の高い仕事=解の質とイシュー度の双方が高い領域
イシュー度=自分の置かれた局面でこの問題に答えの出す必要性の高さ
解の質=そのイシューに対してどこまで明確に答えを出せているかの度合い
相談する相手を持つ
イシューを見極めるためには「実際にインパクトがあるか」「説得力あるかたちで検証できるか」「想定する受け手にそれを伝えられるか」という判断が必要になり、ここにはある程度の経験と「見立てる力」が必要である。
強引にでも具体的に仮説を立てるのが肝心
イシューに答えを出す
良いイシューの3条件=「本質的な選択肢である」「深い仮説がある」「答えが出せる」
解の質を高め、生産性を大きく向上させる作業が、「ストーリーライン」作りとそれに基づく「絵コンテ」作りだ。この2つを合わせて「イシューの分析(イシューアナリスト)」という。これはイシューの構造を明らかにし、その中に含むサブイシューを洗い出すとともに、それに沿った分析のイメージ作りを行う過程だ。
「why」の並び立て
空・雨・傘
絵コンテ作りで大切な心構えは「大胆に思い切って描く」ということだ。「どんなデータが取れそうか」ではなく「どんな分析結果が欲しいのかを起点に分析イメージを作る。
分析とは比較、すなわち比べること
比較
構成
変化
答えを出そうとしている論点を明確に認識し、右なのか左なのか、それに答えを出すのだ。
各サブイシューについて検証する時はフェアな姿勢で検証しなければならない。
回転数とスピードを重視する。
「受け手にとって十分なレベル」を自分の中で理解し、「やりすぎない」ように意識することが大切だ。
論理構造を確認する
流れを磨く
エレベータテストに備える
イシューに沿ったメッセージがある
タテとヨコの広がりがある
サポートがメッセージを支えている
こんな感じですかね。本当自分用w
本書のあとがきにも書かれていますが、やっていってイシューがわかっていくものだと思います。だから、私も卒論を書く際に、これらのことを意識しながら、本を片手に頑張っていきたいなと思います!
それではまた!!